腰痛というと、田舎のおばあちゃんが長年の家事や田んぼ仕事で腰が曲がってしまったような人をイメージするかもしれませんが、最近は20代のような若い人でも腰痛持ちが増えているのです。
なぜ、無縁に思われていた若い人の腰痛持ちが増えているのでしょうか。
30代・40代では70%が腰痛!20代でも増えている
公式には日本の10人に1人、つまり10%が腰痛持ちということになっていますが、これはあくまでも通院をしていたり、整体などでケアをしている人の数。
一説だと30代、40代の約70%が腰痛で悩んでいるとされているのです。その数7倍!この数を見るともはや国民病といってよいでしょう。
更には、最近は腰痛とは無縁のように思えていた20代も腰痛に悩んでいる人が増えているのです。
20代で腰痛が増えている理由
・デスクワークが増え、体を動かすことが少なくなった
・家事などでも機械化が進み、ほぼ動かずともできるようになっている
(リモコン、お掃除ロボット、食洗器など)
・ストレス
などが挙げられます。なかでも問題なのがストレスによる腰痛です。
ストレスでも腰痛を引き起こしてしまう
日常的にストレスを受け続けていると、脳内物質のバランスが崩れ、痛みをコントロールするドーパミンシステムという脳のメカニズムが崩れてしまうのです。
本来の人間の体は、痛みが生じるようなことが体に起きても、ドーパミンを大量に分泌して感じる痛みを軽減させながら身を守ることができるのですが、ストレス過多になると前述どおり、ドーパミンを放出できないのでちょっとした痛みでも酷くなってしまうというわけです。
ストレスで腰痛にはなかなか結び付きづらいですが、実は密接な関係があると近年の研究で分かってきました。
若者でも社会で生きていくと何かとストレスを感じることは致し方ないことですが、自分なりのリラックス方法を見つけてストレスを溜めないようにすることは、腰痛の予防にもなるというわけです。
若者に多いぎっくり腰
腰痛には徐々に痛みが増してくる慢性的なものもありますが、急に激痛が走る急性のぎっくり腰もあります。若者にはこのぎっくり腰が多いと言われています。
ぎっくり腰になると、激痛で上半身を起こせなくなり、せきやくしゃみだけでも耐えがたい激痛が走る、もう日常生活を送れないほどになってしまいます。
ぎっくり腰は、重いものを持ち上げるなど、腰を支える靭帯や筋肉に急激に負担を掛けることで起こることが多く、慢性的腰痛と同じで元は筋肉の疲労からくる場合が多いのです。
欧米ではぎっくり腰は「魔女の一撃」と言われて恐れられているほどで、数日間は動けないなってしまう場合が多いのです。
若者もマッサージなどで腰のケアを
慢性的腰痛でも急性的腰痛(ぎっくり腰)でも基本は、腰部の筋肉の疲労、負担が増すことで起こってしまうものです。
マッサージ店などでしっかり腰部をもみほぐすことで、筋肉疲労を和らげ、腰痛を引き起こすのを予防することができます。
仕事で終わりが遅い人など、休みの日でもあまり出かけたくない人は、ラ・クール(静岡)のような出張マッサージを行っているお店を地元で見つけると良いでしょう。
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